耳の病気
ear耳の病気について
耳の病気には、突発性難聴・中耳炎・外耳炎や耳管(じかん)開放症などがあります。特に突発性難聴の場合、早期の受診が治癒の可能性を高めますので、耳に異常を感じた場合はすぐに受診するようにしてください。また、当院では補聴器相談も受け付けています。
なお、耳に関する検査は、標準的な聴力検査のほか、内耳機能検査、ことばの聞き取り検査、耳鳴り検査、耳管機能検査などを実施しています。

このような症状の方は
こ相談ください
- 耳の痛み
- 聞こえにくさ
- 耳鳴り
- 耳の詰まり感
主な疾患
- 突発性難聴
- 急性中耳炎
- 滲出性(しんしゅつせい)中耳炎
- 耳管開放症
- 外耳炎
突発性難聴
原因が不明で、急に聞こえが悪くなる病気を突発性難聴といいます。また、めまいを伴う場合もあります。突発性難聴は、早期に治療を開始するほど治癒の可能性が高くなります。聞こえづらい症状が出始めたらすぐに受診するようにしてください。難聴の程度が軽度~中程度であれば通院での治療になりますが、重度である場合や強いめまいがある場合は入院が必要となることもあります。

急性中耳炎
耳の代表的な病気である急性中耳炎は、中耳(鼓膜の奥の空間)で起こる疾患です。よく見られる症状は耳の痛みです。このほかに耳の詰まり感や聞こえづらさなどがあったり、発熱がある場合は、放置しておくと鼓膜が破れることもあるため、早めの受診が大切です。細菌感染が原因の場合は、抗生物質を内服すれば通常は1週間ほどで治癒します。ただし、膿を出さないと治りにくい場合は、切開しなければいけないケースもあります。また、2歳以下の乳幼児の場合は、再発を繰り返すことも多く、注意が必要です。
滲出性(しんしゅつせい)中耳炎
鼓膜のなかに液体が溜まって聞こえが悪くなる中耳炎のことを、滲出性(しんしゅつせい)中耳炎といいます。自然治癒する場合もありますが、鼓膜を切開して滲出液を取り除く治療が必要になる場合もあります。そのほかにもアデノイド(鼻の奥にあるリンパ組織)の手術や鼓膜に小さな穴を開ける治療が必要になることもあります。
滲出性中耳炎は長期間放置すると鼓膜が破れやすくなったり、そのほかの病気に発展する場合もありますので、聞こえが悪いと感じたら早めの受診をおすすめします。当院はさまざまな中耳炎に対して数多くの手術を行っており、豊富な経験と確かな技術で患者さまに安心していただける体制を整えています。なお、当院での治療が難しい場合は、提携病院への紹介も行っています。

耳管開放症
自分の声が響いて聞こえたり、耳がふさがったような不快感がある場合は、耳管開放症の可能性があります。急激な体重減少や自律神経機能の低下、女性ホルモンバランスの乱れなどによって引き起こされることが多く、主な治療法は内服薬の処方や局所治療、生活指導などが一般的です。慢性的な場合は手術が必要になるケースもあります。
外耳炎
外耳炎は、耳の穴から鼓膜までの外耳道に炎症が起こる病気です。耳かきのしすぎや爪で引っかいてしまったことによる傷、水泳やシャンプーなどで耳に水が入ったことなどが原因で発症します。耳の痛みやかゆみ、耳のつまり感などの症状が現れます。
軽症の場合は点耳薬や内服薬で改善しますが、症状が進行すると外耳道が腫れて聞こえが悪くなったり、激しい痛みを伴うこともあります。また、糖尿病などの基礎疾患がある方や免疫力が低下している方は、重症化しやすいため注意が必要です。
補聴器相談
耳の聞こえづらさを放置していると、高齢の方の場合、認知症の原因になることがわかっています。聞こえづらいと感じた場合は、早めに耳鼻科を受診することをおすすめします。
補聴器は、耳鼻科で正しい診断を受けてから購入しましょう。
補聴器相談医に補聴器が必要であると判断された場合は当該年度の確定申告の際に医療費控除が受けられます。

Q:補聴器はどこで購入すべきでしょうか?
A:現在、日本では補聴器を扱う眼鏡店などで補聴器を買うことができます。また、最近ではオンラインで補聴器を買う方もいらっしゃいます。実際、現行のシステムでは医師の診断がなくても、一般の店頭やオンラインで補聴器を購入することが可能です。
しかし、補聴器とは単なる「音を大きくする機器」ではなく、医療的な判断と精密な調整が必要な医療機器に指定されています。耳の不調や聴力の低下の原因をはっきりさせたうえで、適切な補聴器を選定し、調整して初めて機能するものです。正しい診断なしに作った補聴器は耳にフィットしづらく、装着時の不快感が増すことになります。
また、補聴器は眼鏡などと違い、作ったその日からすぐに聞こえがよくなるというものではありません。最初は慣れるのに時間がかかり、少しずつ聞こえが改善されていくことがほとんどです。そのことを理解しないまま購入をしてしまうと、慣れる前に何度も買い替えることになり、その分費用もかかることになってしまいます。
ですから、補聴器を購入する場合は、安易に一般店舗やオンラインで買うのではなく、耳鼻科で検査・診断を受けてから購入するようにしましょう。
当院では、補聴器相談医が適切な診断を行ったのち、適切な補聴器の選定し、その後のサポートも行っております。聞こえが悪いと感じた場合は、早めにご相談ください。